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ド「バカだな…アイツ」
マ「…だな」
そう言って笑う2人を 見つめていた。
わたしは
ああ どうか、
A「………ねぇ、」
かみさま、
この子たちを幸せにしてあげて欲しい。
だれかの不幸せの上に
だれかの幸せが成り立つというのなら。
わたしたちのバッドエンドがの上に、
この子たちのハッピーエンドがあればいいと思う。
……ねぇ、そうでしょ？真一郎。
マ「ん？なに？A」
そうしたら 案外やることは1つなのかもしれない。
約束、守るから 真一郎。
しっかり見ててよ。
それで 最後はやっぱり、
A「マイキーって、悪い子だね ハハッ」
ド「間違いねぇ」
マ「はぁー？」
千冬と出した仮説。
「バルハラのトップは稀咲である」
未来に戻って 答えがわかった。
バルハラのトップは マイキーだった。
バルハラは マイキーのために作られたチームだ。
そして1つ 変わったことがあった。
武道「Aが死んだ…!??」
Aが''行方不明''でなく''死亡''になっていたこと。
10月31日 彼女は羽宮一虎と場地圭介を殺し、
マイキー君に殺された。
そして決戦に敗けた東卍は バルハラに吸収され、
見事 稀咲はマイキーを手中に収めた。
直人「場地と羽宮を守り、Aを止める!!
それが今回のミッションですね」
武道「ああ!そろそろキメねぇとな!」
直人「…はい、頑張ってください!」
こりゃァ期待に応えなきゃいけねぇな!
武道「行ってくるぜ ナオト!」
ネイビーブルーの空が やけに近くて。
今にも落ちてきそうな星々を 眺める。
もう 迷うことは無かった。
A「………武道、」
武道「A 急に呼び出してごめん」
この物語の残酷さを知って、
彼女を救いたいと 願いようになったんだ。
……だから、
武道「____オマエは「タイムリーパーだよ」
…へ？」
俺の声を塞ぐ声は 予期していた答えで、
予想してなかった答え方で。
A「でも もうタイムリープはできない
わたしはあの日、」
「タイムリープを」
「アイツを救うことを」
「やめた」
彼女があんな悲しそうな顔をするなんて
ああ、想像してなかったんだ。
彼女は、楯山Aは確かに、
まだ14の、小さな子どもだったんだ って。
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