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場地「んじゃ おれ帰るワ」
千冬「絶対安静にしとけよな!」
A「ハイハイ もう来んなー」
お見舞いに来てくれた2人が帰っていく。
ベッドの枕元にはペヤングやら猫の人形やら
置いてある。
看護師「良かったわねぇ いっぱい来てくれて!」
A「へへっ 本当に 有難いです!」
うん 本当に良かった、部屋壊されなくて。
遠い目で窓の外を眺める。いい天気ダナー。
三ツ谷「よっ さっき場地たち来てた？
ホレ おれもお見舞い」
A「そーそ おーさんきゅー」
三ツ谷だ。
うさぎちゃんリンゴを作ってきてくれたので
有難く食べさせていただく。うますぎ。
三ツ谷「相変わらず
マイキーとドラケンは面会謝絶か？」
A「モチロン 仲直りしねーと絶交
そもそもタダの知り合いだケド」
三ツ谷「ハハッ マイキーに至っては顔死んでたぜ」
A「ゲッ 尚更会いたくねーよ
元々 死んだ魚の目してんj「だれが魚だって？」
ﾋｯ」
ガラリ 空いたドアの先。
マ「よォ♡ 元気そうだな」
A「うーん
今さっきウチの元気家出したかな」
三ツ谷「じゃ おれ様子見れたし帰るな」
A「エッ
この状況で見捨てるつもり???鬼か???」
伸ばした手が空気を掴む。
笑顔で去っていった三ツ谷には
また今度飯を作らせます。
ド「仲直りしたから来たワ
すまねぇなA、心配かけて」
ベッド脇のイスに座る2人。
手には 大量のどら焼きがあって、
自然と笑みが零れる。
マ「え？オレのたい焼きだけど？」
いや知ってたし???
A「…いいんだよ 喧嘩なんてしすぎなくらいで
大人になればなるほどできなくなるから」
マ「そーなの？」
A「そーゆーもん
本音言い合えてるうちは ネ」
チラリ ドラケン見れば少し嬉しそうだった。
本音を話して貰えるって 本当に嬉しいんだよな。
だって、喧嘩も多かったけど
あの日々は確かに幸せだったんだ。
マ「___いつか オマエとも喧嘩してーな」
いつの日か 彼に言われた言葉だった。
『オマエって喧嘩(物理)はすっけど、
なんていうの？本音の喧嘩はしねーよな
…いつか オマエとも喧嘩してーな』
『へんな真一郎』
ああ、へんなわたし。
A「…いつか できるんじゃない」
マ「…!!
約束だからな!!」
ド「程々にしろよ？」
忘れたくなかった思い出を
思い出すほどに痛くなる。
ああ 君が'初めて'死んだ日はどんな日だったっけ
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