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38話 ページ42

夢主side
『ふぁぁぁぁ…。』

目を擦り、むくりと体を起こす。

う「お、起きた。」

声のする方を見ると、うらたさんが居た。

『うりゃたさ、…?おはよぉございます…。』

う「おはよ。」

『うみゅ…』

ふわふわとした意識の中、ギリギリで会話を成立させる。

う「んで、まふから話聞いたけど。」

『話…?…あぁ…。僕がポケモン、っていう話です、よね…?』

う「そ。んで、何で捕まえてほしいわけ?」

『…みなさんと居るのが、楽しいからです。』

小さく、そう溢す。

う「え?」

『森に居たときも確かに楽しかったけど、外(ココ)に居た方が、みんなと居た方が何億倍も楽しい。』

う「ふーん…」

『正直、僕はどうなっても良いんです。みなさんが嫌なら離れるし、このままでも良いって言うなら僕は離れたくないです。』

そう言ってら恥ずかしくなって、笑って誤魔化す。

すると、誰かの温もりに包まれる。

う「そんなに悲しそうな顔するなよ…」

『え…?』

優しく、しないで。

う「こっちが悪者みてーじゃん。」

僕に構わないで。

う「俺は突き放さない。俺は、一緒に居たい。」

何で、僕に居場所をくれるの。

う「俺は、Aが好きだから離れたくない。」

その言葉を聞いた瞬間、僕の中で何かが崩れ、何かが弾けた。

『僕に、構わない、でっ…!』

僕はうらたさんを突き飛ばし、向かう場所もなく走る。

『フライゴン、お願い。僕を遠くに連れてって…。』

フライゴンは出てきて、僕を心配そうな目で見たあと、僕の乗せてくれた。

『ありがとう…。』

僕の頬に生暖かい雫が伝う。

うらたさん、ごめんなさい。
気持ちを伝えてくれたのに、突き放して。
こんな僕に、居場所なんてくれないで。









.









.









.









『もう、夕暮れ…。』

海辺の崖でフライゴンと夕焼けを眺める。
太陽が沈めば沈むほど、僕の体が青白くなる。
まるで、消えてしまうように。

最後に伝えたかった。

『僕も大好きでした、うらたさん。』

僕は目を瞑り、10つ数える。

『みんな、今までありがとう。』

僕は、目を開けて元の姿に戻る前に一つ歌う。
最愛の人へ向けた歌を…。

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チョコミント - 日向くんさん» 俺が確認したもので、見つけた物は直させて頂きました!他にも、ここが違う、などあればコメント下さい! (2021年2月28日 18時) (レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント - 日向くんさん» そうだったんですね!教えて下さり、ありがとうございます!直させていただきます!いえ、気分を害するなんてありません!逆にありがたいです! (2021年2月28日 13時) (レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
日向くん - 作品見ました!とっても面白いです!頑張ってください!けど、1ついいですか?うらたさんは関西弁では無いです…気分を害してしまったのならすみません… (2021年2月14日 16時) (レス) id: fe14c1ce57 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント - マイメロしか勝たんさん» やっほーww← (2021年1月3日 19時) (レス) id: 4d52063f8c (このIDを非表示/違反報告)
マイメロしか勝たん(プロフ) - チョコミントさん» やっほー (2020年11月15日 19時) (レス) id: f95c96f9d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アイスミントチョコ | 作成日時:2020年10月10日 19時

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