34話 ページ38
夢主side
その森は、手付かずの様で木が沢山生えていて、最早日光が地面まで届いていなくて、暗かった。
だから、時々つまずいたりしちゃうからフライゴンに乗って移動してます。
僕は、耳を澄ませ、泣き声が聞こえる場所を探す。
でも、何処からも聞こえない。
しかも、何一つ音がしない。
『…おかしい。』
そう言って、次は目を凝らす。
でも、見えるのは木の輪郭だけ。
やっぱりおかしくて。
『…♪〜♪〜』
僕は、歌を歌い始めた。
それを、自分の場所を教えてしまう事だとも知らずに。
『…』
すると、遠くから弱々しい泣き声が聞こえた。
随分弱ってる。
『フライゴン、西の方に急いで。』
そう言うと、フライゴンは一回鳴き、スピードを上げる。
『待ってて…。今助けるから。』
そう言って、また耳を澄ませる。
『あれ…?』
何も、聞こえない。
フライゴンの羽が空を切る音も、ポケモンか泣く声も。
そして、ある事に気付く。
フライゴンに乗ってない。
僕は、冷たい真っ暗な空間に座っていた。
まるで、ワープしたみたいにいつの間にかにここに居た。
『何ここっ…』
少し歩き、壁がある事を確認する。
そして、壁に沿って歩き、ドアを探す。
でも、ドアなんてなかった。
『出してっ!』
でも、僕の声は虚しくその空間に響くだけ。
思いっきり壁を叩いても、手が痛くなるばかりで、何も起きない。
『真冬さんっ、彼方さんっ…!』
僕は、壁に寄り掛かり、涙を流す。
僕に外の世界を見せてくれた、誕生日をつくってくれて祝ってくれた、大好きな人。
情けないのは分かってる。
でも、寂しくて、怖くて。
『助けてっ…!』
助けを求める事しかできない。
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チョコミント - 日向くんさん» 俺が確認したもので、見つけた物は直させて頂きました!他にも、ここが違う、などあればコメント下さい! (2021年2月28日 18時) (レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント - 日向くんさん» そうだったんですね!教えて下さり、ありがとうございます!直させていただきます!いえ、気分を害するなんてありません!逆にありがたいです! (2021年2月28日 13時) (レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
日向くん - 作品見ました!とっても面白いです!頑張ってください!けど、1ついいですか?うらたさんは関西弁では無いです…気分を害してしまったのならすみません… (2021年2月14日 16時) (レス) id: fe14c1ce57 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント - マイメロしか勝たんさん» やっほーww← (2021年1月3日 19時) (レス) id: 4d52063f8c (このIDを非表示/違反報告)
マイメロしか勝たん(プロフ) - チョコミントさん» やっほー (2020年11月15日 19時) (レス) id: f95c96f9d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アイスミントチョコ | 作成日時:2020年10月10日 19時