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「口吸いだよ。毒入りのね
国主なら毒に耐える訓練でもしているんじゃないかい?だったら死なないと思うよ」
「てめぇ……!解毒剤を出しやがれ!」
「ないよそんなもの。生まれてすぐに与えられ出した毒は私のなかで混ざり合ってるんだ、解毒に使えるものなんて私だって知らないよ」
唾液程度なら運が良ければ死ぬことはない。苦しむ羽目にはなるが。
唯桜の皮膚から他人な皮膚へ染み込むタイプの毒もあり そちらの方が危険だったりする。吐息にさえ微量の毒が含まれる。
そこで唯桜はふと思った。
「……まさか」
「あ?」
霸桜が死んだ理由は徐々に自分の毒に侵されていたからではないのか、と。
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年7月1日 20時