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｢Ha！竜を名乗る俺が竜に負けるわけねぇ！
You see？｣
｢すまないね、南蛮語はわからないんだ。竜の鳴き声の方が私には理解出来るよ｣
｢Fuuu！アンタ、おもしれぇじゃねえかっ！｣
｢ぐるるる……！！｣
｢っ！｣
唯桜目掛けて振りかぶった3つの爪は見事に紫毒姫に防がれてしまい 硬い鱗で跳ね返った刃は危うく政宗自身の体を斬りかけた。
どんな名刀だろうが竜の鱗は斬れやしないのだ。
｢悪いけど私は大人しく死ぬつもりはないんだよ。もう一度袖を通したい打掛があってね｣
｢嫁入り前に戦か？｣
｢それはそれは腕の立つ美しい呉服屋殿が最期に仕立ててくれた、この世に2つとない豪奢な打掛さ｣
本当に見事な打掛なんだ
誰が見たって驚くよ
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作者名：クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年7月1日 20時
