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「家康が……!?おのれあの裏切り者めが!!」
「落ち着きたまえと言っただろう!」
「…申し訳ございません」
「まったく、謝るのは呉服屋殿だけで充分だよ
とりあえず忍と兵で何人か組ませて既に大阪城に向かわせてる 全ては情報が集まってからだ
私が良いと言うまで城から1歩も出ないこと、これは命令だよ三成君」
“聞けません”という言葉は認めないと言うように唯桜の目付きが鋭くなる。
三成は歯軋りをしながら頷いた。幼少から本能にまで刷り込まれた上下関係を覆すことは出来ないのだ。
「…分かりました」
「うん、いい子だ
それと呉服屋殿には近付かないこと。いいね」
1人寝込んでいる霸桜に三成はきっとやり場のない怒りをぶつけてしまうだろう。
自分にも他人にも厳しい彼だ、脆弱がなんだと無理をさせかねない。
「私は策を練る 三成君も来たまえ」
「はっ」
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年7月1日 20時