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佐和山に到着したのはその日の真夜中だった。


荷物を整理するのは明日以降でも構わないだろう。



中庭に掘られた井戸から湧き水を汲み、紫毒姫の前に器を置いた。




「今日はお疲れ様 ゆっくり休んでね」




「きゅーう」





しばらくしゃがみこんで紫毒姫の相手をしていたが、ほぼ自室になっている医務室へ向かう。


隣は霸桜に当てられた部屋で、すぐに彼の容態が急変してもすぐに駆けつけられるように。

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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月1日 20時

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