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「唯桜様には遠く及びませぬが他にも軍医はいます、そちらに任せれば……」
「そう、遠く及ばない。だからこそ呉服屋殿は任せられないんだよ 彼に呉服屋殿は荷が重過ぎる」
「しかし…!!」
三成は決して頭が悪いわけではないし良くも悪くも素直で真っ直ぐ。
だが真っ直ぐ過ぎて時折理解に時間を要することがある。今がまさにそれだ。
「あれ、唯桜様も三成様もどうしたんすか?」
廊下の向こうサイコロを弄びながら左近がやってきた。
唯桜が事の顛末を話せば心底不思議そうに首を傾げた。
「呉服屋さんも連れて行きゃいいと思うんすけど……俺だけっすかね?」
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年6月27日 20時