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｢それは困ったね すぐに薬を用意するよ｣



かたかたと引き出しをいじる音がして、それと共に薬草特有の匂いが漂う。




｢唯桜様 お荷物をまとめるのは私めの方でやらせていただきますね｣



｢よろしく頼むよ

馬に引かせる荷台は1つで大丈夫だよ｣




女中が数人 医務室に入ってくる。



霸桜は起こされた後 首をかしげた。





｢？何をなさっているのですか？｣




｢私は近いうちに大阪を少し離れるんだよ。

ここからそう遠くはないけど、佐和山にね｣

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作者名：クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ：なし  
作成日時：2018年6月27日 20時

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