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「唯桜様、生かしておくのですか?」



「仕方ないだろう?秀吉様は大阪を離れる訳にはいかないし、少なくとも統治者は必要なんだから」



「それなら心配要らないよ」




すぐそこまで半兵衛がやってきていて、提案した。




「兄上、それは一体…?」




「ここ一帯を治めるのを三成君に任せようと思うんだ。そろそろ城を持つにふさわしいよ」




なるほど、と呟く唯桜に対し 三成は珍しくあわあわしていた。



突然自分が一国の主になるなど。





「半兵衛様!私にはとても無理な「いいから。頼んだよ その総大将は始末していいから」




途端、総大将の顔がひきつる。



唯桜はにこりと微笑んだ。





「大丈夫 君は紫毒姫の血肉になって豊臣に尽くすんだから」

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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月27日 20時

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