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「ああ、なるほどね」


竜の体当たりは本気でやればそれだけで人を殺せる恐ろしいもの。


生きているということは手加減はされていたのだろうが、まともにくらって無傷でいられるのはそれこそ唯桜ぐらいだ。


「少々お待ちください、今起きますので」


「起き上がらなくていいよ、無理はしない方がいい

君が呉服を献上してくれている呉服屋だろう?いつも見事なものをありがとう」


「いえ、こちらこそありがとうございます…」


詫びに来ただけのつもりがまた寝込む羽目になった。


正直 城主の秀吉に合わせる顔がない。


「まったく紫毒姫、珍しく懐くのはいいけど飛びついたら危ないだろう?」


「……」


つーん、とそっぽを向いていた。

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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月27日 20時

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