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いいから、と医務室に布団がひかれる。
もぞもぞと入った霸桜を 紫毒姫が中庭から見つめていた。
「きゅー?」
「もうダメだよ
呉服屋殿は体が弱いんだから」
こつん、と指で紫毒姫の額を小突く。
尻尾を垂らしてしゅんとする姿は愛らしさも感じられるが それよりも今は霸桜の手当てのほうが優先だ。
「唯桜 いるかい?」
「いるよ、何か用?兄上」
「近いうちに進軍するってことを伝えに来たんだけど…それは誰かな?」
何気に唯桜の兄 半兵衛と霸桜は初対面だ。
「…錦羽根、霸桜と申します」
「紫毒姫がじゃれたんだよ、いつも私にやるみたいにね」
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年6月27日 20時