今日:3 hit、昨日:19 hit、合計:1,746 hit
小|中|大
1 ページ3
今から十数年前、竹中に姫が生まれた。
麗しいその姿は皆から愛され、それは当主となった姫の兄、竹中半兵衛が豊臣と手を組んでからも変わらなかった。
戦は絶えず、城には怪我人が増えていく。
そこで姫は思いついた。自分が治せばいいと。
勉学に励み、軍医としての腕を磨き 並の軍医には引きを取らない術を身につけた。
《此度の戦、毒姫の噂らしい》
《生きて帰った者も三日も持たなかったそうな》
《解毒剤も効かぬ毒を操るとのことだ》
度々戦にて功績を挙げ、いつしか呼ばれるようになった二つ名は《毒姫》。
綺麗な薔薇には棘がある、とはまさにこのことか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年6月27日 20時