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「しかしいずれ私以上の腕を持つ者が現れれば私は暇を出されるでしょう、何せ秀吉様が求める強さを持っていませんから」
「君……それ本気かい?」
「ええ、今日のように体調が万全なのは珍しく…」
「違う、その前だよ。君は本気で自分以上の腕を持つ者がいると思っているのかい?」
「上には上がいますゆえ…私のような職人などごまんとおりましょう」
本気だ、と唯桜は絶句した。
霸桜と同等の職人がいったいどこにいると言うのか。
きっと彼は知らないのだろう、自分の仕上げた呉服が天女の羽衣と呼ばれていることを。
それほどまでに彼の腕は素晴らしい。
「自信を持ちなよ、例え脆弱でも秀吉様は君の腕をとても評価しているのだから」
「そうでしょうか……あ、秀吉様にお詫びに行かなければ
私は失礼致します ありがとうございました」
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年6月27日 20時