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「おや もう平気なのかい?」




「えぇ 唯桜様のおかげですっかりと」




「また薬を作っておいたから医務室へおいでよ」





しかし、と何か言う暇すらも与えず 唯桜は霸桜を医務室へ連れていった。



本殿から少し離れたところにある医務室は戦がなければとても静かだ。


障子を開けっ放しにしておけば縁側に雀がやってくる。




「とりあえずひと月分用意したから無くなったらまたおいで」




「あの、おいくらなのでしょうか…?」





「君は秀吉様お抱えの呉服屋だろう?

そんな立場の者から金銭は取らないよ」

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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月27日 20時

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