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「さっきの薬がよく効いたみたいだね

また調合するからよかったらまた城に来なよ」




「そんな…」




「この城下にいる者全ても施術の対象だよ。じゃ、私はここで」




そう言って踵を返す。



此度の戦では豊臣軍も無傷ではなかったのだ。早く怪我人の手当てをしなければ。




「あ でも薬草も取りに行かないと…」




城へ帰った唯桜は中庭で首からぶら下げている小さな笛を吹いた。


バサバサと何かが舞い降りてくる。




姿を現したのは雌火竜の特殊個体である紫毒姫だ。





「こんにちは」




「くるる」





「今から薬草を取りに行きたいんだけど、連れて行ってもらえるかい?」

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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月27日 20時

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