お前らに愛なんてある訳ねぇだろ さん 【ブルーロック】

129 革命家の戯言 ページ36

「え、は？ただ単にサッカーを教えてた……？」
「そうだよ、糸師君。どうしちゃったの」
「もう、早とちりし過ぎです。」
変な勘違いを糸師君はしていたようだ、あんまり分かんないけど



「今日はありがとねロキ。」
「こちらこそ、頑張ってくださいね」
そう言って私はロキ達と別れた










「おいどういうつもりだ、ロキ」
「どういうつもりって…、普通にAに教えていただけです」







「糸師君はAのことを大事に思ってるんですね」








「……は、はぁ！？ちげーよ！」
「それにここだけの話ですが、クリスさんに頼まれたんです。Aをよろしくと」
「え、別にアイツがAの親父って訳じゃねぇじゃん？？？」
『あ、もういいや』
「最初は面白い人だから惚れ込ませようとも思ったんですけど、そんな自分が憎たらしく思ってきました」








「だから私はどんな事があってもAの味方です。好きとか関係なく」
「……お前、思ってた感じと違ぇわ」



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「手、出さないんだね」
「……」



「千切と何か話してたろ、その後から俺達がした事も全て噂された。
流石にやり過ぎじゃねぇの、試合するだけだし」







隣の部屋に誰かいる、微かな呼吸音が聞こえるからだ。多分ノエル・ノアだろう





「気色が悪い、自分達の事棚に上げて。やっぱりお前らは世界一になれる器じゃない。」
「は？」







「い"っ」







「今のは撤回しろ、俺が何年かけてサッカーしてきたと思ってんだよ。そんな事もわかんない低脳だったのか？」
え、ちょっと待て。今日機嫌鬼悪いやん、私の横髪を引っ張り言ったその目は暴君そのものだった






「そんなことをする度に自分達の価値が下がっていくことをそろそろ自覚しなさい。人間というのは何時までも不平等に優しくしてられる生き物じゃないの」

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