イケメン系マネは今日も排球男子を翻弄する (ページ8)

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菅原孝支は結婚したいページ8

菅原視点

俺には幼馴染がいる

『菅原〜！』

しかもイケメンで可愛い

菅原「おーAどうした？」

『昨日の夕飯の残り余っちゃったから菅原くん家いるか聞いてって母さんが』

家は近いし親同士も仲が良い

菅原「メニューは？」

『麻婆豆腐』

菅原「いる」

『いうと思った、じゃあ後で届けるわ！』

学校でも同じクラスだし席は近い

『おっ、授業始まる』

そう言って席に戻る彼女を見ながら

俺は今日もつぶやく

あぁ…

菅原「結婚したい」

澤村「認めんぞ、あとそれは旭のセリフだ」←

菅原「違うだろ、声は似てるけど、てか大地はAの父親かよ」

後ろの席にいる大地にいうと

澤村「あんなイケメンな娘がいてたまるか」

菅原「だべ？ほらなんかAの周りだけキラキラなエフェクトが舞ってるもん」

澤村「絵になるな」

あぁ…このままじゃあ誰に取られてもおかしくない、それはやだなぁ…

Aはやっぱりモテる、この間も男子に呼び出されてた、でも今はそういうのに興味ないと毎回振っている
それもいつまで続くかもわからない

菅原「ぁ゙ぁ゙…もう！」

授業もあまり内容が頭に入ってこなくて大地に集中しろと怒られてしまった

『菅原？』

菅原「んっ？あ～A？」

後ろから声をかけられ見上げると

きれいな顔立ちをした幼馴染が心配そうにこちらを見ていた

『授業ボーとしてたじゃん珍しい、具合…は大丈夫そうだな、悩み事？』

色々と見透かされまくっている

菅原「いや、そんな大したことはないよ、ほら次移動教室だし一緒に行くべ？」

なんとかさとられないように席を立ち上がると突然肩をを押され壁に固定された、壁ドンだ

菅原「う…え？A…さん？」

『菅原昔からわかりやすいな、他の人はごまかせても、俺は無理だから！』

いつもの数百倍イケメンの幼馴染

でも

菅原「あの…視線が痛い…」

クラスでは大地を含めた男子が呆然と立ち尽くし、女子は顔を赤らめながら何やらコソコソと離している

『あっ…すいません、お騒がせしました！』

そう言って開放された

澤村「…」

菅原「いや、いまのは、不可抗力というか…ね…大地ってば〜！」

俺を置いて移動し始める友だちを追おうとして振り返ると

【ごめん】と口パクでいう彼女が見えた

でも少し嬉しかったのは別のお話

＿＿

菅原「俺、一生あいつに勝てない気がする」

澤村「旭よりは頑張ってるぞ」

旭「ひどいっ」

菅原「次回、東峰旭は負けている」