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「キムさん、呼ばれてるよ」
クラスメイトの声に、参考書から顔を上げる。ドアで手を振る影を見て、あれって、ミンジュさんだよね、知り合いなの？という問いに苦笑いを返す。
「なに？」
「なに、って。かわいい妹に弁当を届けにきてやったの！感謝してよ〜」
お姉ちゃんの手には私のお弁当箱が。ありがとう、とだけ呟いて背を向けると、クラスメイトの好奇の目が私を襲う。
��ミンジュさんとキムさんって姉妹なの？��
��うそ〜だって、全然似てないじゃん��
��ミンジュさんって、去年ミスコン出てた人でしょ、うわ、めっちゃ可愛い��
…………だから嫌だったんだ。
あ、ジアちゃんだ！と言って、空気も読まずに教室の中へ入っていく彼女を、静かに睨んだ。
「ジアちゃん久しぶり〜、この前泊まりに来てたよね？すれ違いで会えなくて残念だった！」
「ミンジュさんお久しぶりです〜、また遊びに行かせてもらいますね！」
「ぜひ！ほんとにいつ見てもジアちゃんは可愛いね〜なんであんな地味な妹と仲良くしてくれてるのかわかんない、」
「そんなことないですよ〜ソラにはいつもお世話になってるんです、！」
お世話って、と呆れたように笑うお姉ちゃんの肩を押す。お願いだから、私の世界を荒らさないでくれ。
「もういいでしょ、帰って。」
帰りますよ、と拗ねたように頬を膨らますお姉ちゃんは、私が言うのも何だが、かわいい、の権化のような女の子で。
「、あ、ごめんなさい。……ソラちゃん？」
ほら、廊下から戻ってきたジュンくんとぶつかりそうになる姿なんて、絵でも描けそうなほどお似合いだ。
醜い嫉妬に顔を俯かせると、ジュンくんが心配そうに、私の顔を覗き込む。
「ソラちゃんどうしたの？もうお昼食べた？」
まだだよ、と言う私の声を遮ったのは、甲高い、お姉ちゃんの声で。嫌な気配に顔を背けると、気まずそうにしたチョンウォヌと目があった。
「わ〜〜イケメン。噂になってた子だよね、えっと〜、ジュンくん！だ！」
「？そうですけど………」
「ソラのお友達？私、ソラのお姉さんなの。ミンジュって言うんだけど‥‥知ってる？」
「ミンジュさん、はじめまして！、ていうか、ソラちゃんお姉ちゃんいたんだ！」
知らなかった、と目を輝かせるジュンくんを見て、チョンウォヌが私に小声で教えてくれる。あの顔、ソラちゃんの新しいこと知れて、嬉しいって顔、なんて。
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グラ(プロフ) - むさん» むさんコメントありがとうございます〜！文才のない中で頑張ってます……お言葉とっても嬉しいです❤︎ドギョムのお話、まだ続きますのでよかったらまた覗いてあげてください❤︎ (2023年2月15日 15時) (
レス) id: 10714f47f3 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 主様の文章、とっても素敵で更新されるたびすぐに読んでしまいます！お忙しいとは思いますが、更新これからも楽しみにしてます💗(석ペンなので今のお話とっても展開楽しみです！) (2023年2月9日 1時) (レス) @page42 id: cb9ba72967 (このIDを非表示/違反報告)
優花(プロフ) - グラさん» おおそうなんですか！楽しみです💞💞他の話も全部面白いですし本当に楽しみにしてます！ (2023年2月4日 10時) (レス) id: 622f8d2ae2 (このIDを非表示/違反報告)
グラ(プロフ) - 優花さん» コメントありがとうございます〜〜！！初めてもらったコメント……すごく嬉しいです……🌙ジュンくんのお話、個人的にも気に入っているので、中編集が終わり次第番外編書こうと思ってます！またその時は可愛がってあげてください❤︎ (2023年2月3日 23時) (レス) id: b1b8e6b90b (このIDを非表示/違反報告)
優花(プロフ) - ちょっとしたリクエストのようなものなので軽く流していただいて構いません。次の更新も楽しみにしています！ (2023年2月2日 0時) (レス) id: 622f8d2ae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グラ | 作成日時：2023年1月28日 12時
