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今日は高校の終業式。

明日からは念願の夏休みである。それも2年の夏なのだから思いっきり遊べるのは今年で終わりである。
今年の夏は楽しむのだ。 そう心に決め、いつもと同じ道を通って学校に行く。ただ、いつもと同じ道なのにいつもより足が軽く感じられた。

学校に着けば、クラスのみんなが浮きだっていた。やはりみんな夏休みが気になるようだった。
私も教室に入るなり友達と今年の夏休みの計画を立て始めた。

今年は夏祭りにプール、部活にと楽しみなことがたくさんである。
難なく終業式は終わり、炎天下の中汗をかきながら家に帰っていた。

私な頭の中は家に帰ったら何をするかでいっぱいである。
「家に帰ったらアイスを食べよう。」そんなことを言いながら橋を渡ろうとしたときである。

川で小学生くらいの男の子二人が遊んでいるのである。
川の水が冷たくてきもちがいいのか二人の男の子はとても楽しそうである。

男1「おーい、いたか?」
男2「いや、いない」
男1「もうちょっと奥にいるだろ」

ザリガニでも見つけているのだろうか? 枝をもって、子供の手には大きかろう岩ををつついたり、持ち上げたりとしている。

「何探してるの?」
私は聞いてみた。

すると二人は声をそろえて「アメリカザリガニ!!」といった。
やはりそうか、私も小学生の頃は近所の子と良くしたものだ。

男1「おねーちゃんも手伝って!!」
 えっ?!
 私はこれからクーラーの効いた部屋でアイスを食べながら、お気に入りのアニメ「薄桜鬼」を見るのだ。
いやしかし、こんなけなげな子供がこんな炎天下の中、一生懸命ザリガニを探しているのだ!
手伝わない理由がどこにある?

仕方あるまい、「いいよー。」

私は、走って彼らのもとにかけていった。
靴と靴下を脱ぎ棄て、川に入るとやはり川の水は冷たくて気持ちがよかった。

三人で一生懸命探してみた結果、小さいものの2匹は見つけることができた。

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作者名:jbwarbler | 作成日時:2020年9月16日 13時

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