ジョジョ短編集1～4部続編 (ページ2)

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相合い傘（億泰）ページ2

あ～最悪…
雨じゃんか…しかも傘ない…

天気予報が嘘吐きやがって…
学校の傘はもう無くなってたしなぁ…

億泰「あ？A？」

「億泰くん？」

振り向けば傘を持っている億泰くんがいた

億泰「傘ねーんか？
一緒に入んねぇか？」

！？マジで！？

「…いいの？」

億泰「いいぜェ
どうせAん家の前通るしよ」

笑いながらそう言った

「ありがとう！」

億泰「良いって事だぜ
ほら行くぞ」

「うん！」

私は億泰くんの傘に入れてもらい帰ったのであった

「そういえばなんで傘持ってたの？」

億泰「前持って帰るの忘れたからなぁ」

「お、おぅ…」

ん？今相合い傘…してるよね…？
……、ま、まぁ相手億泰くんだし…

億泰「……」

「……」

気まずい…、話がないと気まずいなぁ

「あ、仗助くんと康一くんは？」

億泰「あいつらよぉ…康一は由花子と帰って、仗助は他の女子と帰ったぜ
くっそー！」

そういい、「羨ましいッ！」と言ってるかのような顔をした

億泰「まっ、正直今はそんなに羨ましくもねぇけどな
今Aと帰れてるしよ」

「えっ…？」

億泰「ん？どうした？」

「あ…いやなんでもない…」

今意味深発言したような…！

何ドキドキしてるんだ私！億泰くんは自分が何言ったか本人分かってないから違うし！

億泰「！
あぶねぇ！」

「えっ？」

腕を引かれた
前をバイクが物凄い速さで私達の前を通過した

億泰「どこみて走ってんだ！待て！そこのバイク野郎！」

なんか暖かいような…
待て、私億泰くんの胸の中にいるんですけど！？
かぁぁぁって赤くなったな百パーセント

億泰「ったくよぉ…暴走族かぁ？
おいA大丈夫か？」

「あ…あの…億泰くん…」

億泰「なんだ？
！？
わ、わわわ、わりぃA！」

パッと私を抱き締めていた片手を離す
億泰くん、真っ赤…
あー沈黙…

億泰「い、行くぜ…」

「待ってよ…」

億泰くん…私…

「億泰くん…
好き…！」

億泰「！？」

前からそうだ…ただの友達じゃなくて…、最初から…

「返事…貰えるかな…？」

億泰「あ…その…」

わたわたしてる億泰くん、そんなとこも愛くるしかったんだ

億泰「俺なんかで…いいなら…」

「君じゃなきゃ駄目だから…！」

しとしとと雨が降る中、一つの熱いカップルが誕生したのであった