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お二人の出会い ページ5

中島side

Aさんが奥に行き、乱歩さんが与謝野先生のおかげでぐったりしてるとき

目を輝かせているナオミさんが乱歩さんに問いかけた。



 「お二人の出会いってどういう風でしたの?」



その問いに対し乱歩さんはピクリと反応すると、さっきの顔とは似つかない神妙な顔をしていた

何かあったのかな…?



 「Aが来るまでなら話してあげる」



皆が首をかしげる

何故Aさんがいるときはダメなのだろうか

そんな僕たちの考えをくんだ与謝野先生はため息をつき、話し始めた



 「Aと乱歩さんの出会いのはね、Aの両親が殺された事件を乱歩さんが解決したことがきっかけなんだよ。」



そんな与謝野さんの言葉に僕たちの顔がこわばる

乱歩さんは僕達にはあまり見せない、懐かしそうな落ち着いた微笑みで語る



 「もうその時点でAは16歳だったから生活には問題はなかったんだけど。泣いてたんだ。僕が謎を解いている間もずっと泣いてて。なんかその泣いているAを放っておけなくて。笑ってほしいって。僕がAを笑わせたいって思ったから、もう僕そのころからAに一目ぼれしてて大好きになってた!

与謝野さんの親戚って知ったのはそのあとだけどね。それから何か月かず〜っと僕がアピールしてるのに気づかないんだもん」



普段のあの26歳児と言っても過言ではない乱歩さんはどこに行ったのか、乱歩さんも好きな人のことではこんなに大人っぽくなれるんだと失礼ながらも思ってしまった。



 「だからもうAを泣かせないように僕がAを守るんだ」



乱歩さんがどうしようもなく頼もしく、かっこよく見える



 「ちなみに、告白の仕方は!?」



全員が乱歩さんのかっこよさに心打たれていたらここでナオミさんがさっき以上に踏み込んだ質問

ここまで来たら全部話してもらおうということで全員の目が光り、乱歩さんに向く

そんな乱歩さんは告白の仕方はNGのようで下を向いているが真っ赤な耳で乱歩さんの顔がどうなってるかはよくわかる



 「じゃあ妾が教えてあげるよ。乱歩さんがAに

 『彼氏の枠、僕に頂戴?』

 って言ったんだよ。」



与謝野先生がそういうと乱歩さんが立ち上がった



 「ちょっ…何で与謝野さん知って…!?」



 「たまたま聞こえたんだよ」



 「へぇ〜乱歩さんかっこいいですね〜」



 「なんか意外です」



この言葉たちで乱歩さんが真っ赤になったのは言うまでもないだろう

仲良しの→←探偵社の皆さんに挨拶を



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きゃんぱすのーと - どっちも私に下さi((((真顔) (2021年12月3日 16時) (レス) @page9 id: dc942b8391 (このIDを非表示/違反報告)
key - いろいろな人sideを作って見てはどうでしょうか?あと乱歩さんを嫁にしたいです! (2021年7月25日 20時) (レス) id: 007fbd0124 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - らててんさん» 私も欲しいくらいです…!でも乱歩さんは皆さんのモノなので私たちは崇拝しかできないのが寂しいですよね(笑)私の気持ちを代弁してくれたようなコメントありがとうございます。これからもこの作品をよろしくお願いします (2018年7月16日 21時) (レス) id: f056f480ed (このIDを非表示/違反報告)
らててん - 乱歩さんを嫁にください(切実) (2018年5月20日 15時) (レス) id: e3ff835350 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ&キララ(プロフ) - 乱歩さんがいいけど……欲をいえばどっちも欲しい(我儘) (2018年3月30日 0時) (レス) id: 8fa86492e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年2月6日 23時

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