「光」は知っている 2

活動資金 ページ40

ア「え〜と…」

なんて言えばいいの？！

「お金に困ってる」だとみんなに迷惑かけるかもだし、

他にもいろいろ思い付くけど誤解を招くようなものばっかりだし…！

「実は私高校生だったの！」じゃ明らかに怪しい！

本当の事を打ち明けたら阿保だと思われてKZを追い出されるかもしれないし〜！

どうしよう！

落ち着け〜落ち着け、立花彩！

怪しくないかつ、みんなが信じるような言い訳…

あ！

ある！KZが長年抱えてるある問題！

上「言えないのか？」

ア「違うよ！ちゃんと理由もある！」

小「じゃあ理由って？」

ア「えっとね…実はKZの活動資金を貯めようとしてたんだ」

そう！KZが長年抱えてきた問題！

お金！

今までKZは何かしらはお金が必要だったって事を思い出したんだよね

ア「きっとこれからいろいろ必要になるだろうし、
親戚が経営してるお店で働いて、活動資金を貯めようとしてたんだ」

すごい…

私の口、ちゃんと私の？

まぁでも嘘じゃないよ！ずっと貯めようと思ってたし

ずっと前からタクシーとかの件

黒木くんまかせだとなんか申し訳なくて…

翼「え？それで働いてたの？」

ア「そ、そうだよ！だからみんなには内緒にしようって決めてたのに！」

まさか、隣町で出会うと思わなかったんだもん…

小「よかった〜…もしかしたらアーヤがお金に困って
年を偽って働いてるのかと思ったよ…」

なんかごめんね

若「俺もそう思った…実は借金取りから逃げて、そんで親に捨てられて、
いろんな店を転々としながらすっげー貧困生活おくってるのかと思った」

重い！重すぎる！

上「お前の頭の中は何でできてるんだ？映画、ファンタジー、それときて今度はドラマか？
お前テレビの見過ぎじゃね？テレビやら見る前にお前のその波がある成績をどうにかしようと思はないのか？」

若「なんだと？！一般中学生が働いてたら普通そう思うだろ？！」

小「え、ちょっと重すぎると思うよ…」

黒「小塚先生の言う通りだな」

うんうん

翼「まぁ若武先生の頭の中だとド派手になるからねー」

確かに…当たってる

上「バカ武の頭はもう手が負えないな、どんな名医でも治せないだろうよ」

その言葉でみんなで一斉に吹いた！

若「くっ！じゃあ普通ってなんだよ？！」

ア「えっとね、どこにでもあるような、ありふれた事のことだよ」

上「だ、そうだ。わかったか阿保バカ武」

若「なんだと！この華麗なるKZリーダー若武様に向かって！」

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