「光」は知っている 2

我は願う ページ32

アーヤ目線


ア「すぅ…はぁ…」

深呼吸をする

月明かりが私を照らす

(大丈夫…自分で決めたんだから)




「我、光を宿し


影を払う者


我は願う


我を代償に


我の願いを叶えたまえ」


お願い


ママと

パパ

奈子

お兄ちゃんを


本物の人間に


「PhantomRealization！」


そう唱えた瞬間に私を照らしていた光が一気に強くなって

目の前が真っ白になって

(あれ…？)

なんか…

力が吸い取られていってるみたい…

「トサッ」

白く輝く月を最後に


私は意識が途絶えた



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「……ちゃ。…ちゃん、彩ちゃん！」

ア「わぁ！」

びっくりした…

雪「良かった〜」

え〜っと…

あ、そっか私急に体から力が抜けて倒れちゃったんだ

ア「ここは雪ちゃんのお家だよね？」

雪「うん…」

よく見たら天蓋付きのベッドで寝てた

(…さすが雪ちゃん)


あれ…？なにか忘れてる気がする…

あ！

ア「雪ちゃんママ達は！」

……


もしかして失敗しちゃた？

雪「彩ちゃんのお母さん達は…成功だよ！みんな元気に過ごしてたよ！」

ア「ほんと！良かった〜」

ほんとに良かった…

これで私が消えてもママ達は大丈夫だ…

それでホッとしてたら…

雪「それでね？彩ちゃん…」

ア「うん？」

雪「今日…学校」

え？

雪ちゃんが壁にかかってた時計を指差した

(7時…35分…)

ア「遅刻する〜！」


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作者です！

かなり久しぶりの更新の為

書き方が前と少し違うかもです

なんとか感じを取り戻すので

それまで変な感じかもしれないですけど…

ご了承ください…！

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