「光」は知っている 2

儀式開始 ページ28

儀式の手順は意外と単純なんだ

儀式によるけど用意した物と、言葉で儀式は成立する

私がやる儀式は言葉だけで成立する、儀式自体は簡単なものなんだけど…

(儀式の内容がね…)

今回は代償がいるから…

代償は叶える願いの大きさによるけど、大体は体が代償

別に腕とかがなくなるわけじゃないよ？

動かなくなったり、感じられなくなったりするんだ

場合によっては生活とかに支障が出るんだけど…

(欲張っちゃうけど今までと同じように過ごせるのが一番かな…)

雪「彩ちゃーん？いる？」

ア「いるよ！今行くから！」

それで資料室から出て雪ちゃんのところに行った

雪「どうだった？」

ア「うん、手順はしっかり覚えた！雪ちゃんは？」

雪「ちょっと後輩のところに顔出ししてきた」

ア「そっか…」

後輩ってゆうのは、私達の年下の「光」の事

(滅多に組織に来ないもんね…)

雪「じゃあ、組織にも顔出ししたし！次は儀式だね！」

ア「そうだね、じゃあそろそろ儀式をする場所に行こうか！」

それで私達は組織を出て私が選んだ場所に向かった

儀式は12時ちょうどに行う

組織を出たのは結構遅めだったから場所に着いた時には

ちょうどいい時間になってると思う

あ、ちなみになんで私が夜遅くまで外に出ても良いのかって言うと…

ママに…


ア「友達のお家に泊まって良い？」

で

マ「男の子？女の子？」

女の子って答えたらママが急に泣き出して…

マ「あ、彩に…お、女の子の友達が、で、できるなんて…」

ムッ！私にだって女の子友達くらいいるよ！

4人しかいないけど…

それで許可をもらった

(私、ママ達を作る時なにを想像してたんだろ？)

幻って製作者が作る時に想像してた通りにできるんだけど、

(私…友達に関して泣いてくるなんて想像したかな？)

なんて思いながら場所に着いた

私が選んだ場所は…

前に蛍を見た場所

(ここなら月もしっかり見えるしね)

ア「雪ちゃん大丈夫かな…？」

実はもうすぐこの場所に着きそうな時に

「影」がいたから私が倒そうとしたら

雪「私が倒すから彩ちゃんは儀式の場所に行って」

ア「でも…」

雪「すぐに向かうから」

時間ももうすぐだったから私だけ先に行かせてもらったんだ

今日を逃したら1カ月後になるから

大丈夫だよね…

雪ちゃん結構強いし…

もうすぐ12時


ア「儀式を開始します」

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