「光」は知っている 2

完熟トマト ページ2

「王様だ〜れだ！」

黒「あ、俺だ」

若「くそ！黒木かよ！」

翼「で、命令は？」

黒「1番と3番が30秒間見つめ合う」

若「げ、俺1番」

小「3番は？」

私の番号は…4番

(危なかった…)

上「うわ！お前ととか最悪！」

上杉君か…

翼「はい！じゃあ見つめ合ってね〜」

それで2人とも仕方なく見つめ合ってたんだけど

2人ともずっと火花を散らしながら見つめあってるんだ

小塚君は苦笑い、黒木君と翼は笑うの我慢してる…

(これって見つめ合いとゆうより睨み合いなのでは？)

小「あ、30秒たったよ」

2人ともそっぽ向いちゃた

(あらら…)

若「次行くぞ！」

切り替えが早いなぁ〜

「王様だ〜れだ！」

翼「お、俺だ」

私の番号は…5番だ

翼「じゃあ5番がメイド服を着て、「お帰りなさいませご主人様」って言う」

うっ…

小「もしかして…」

上「立花か？」

ア「う、うん」

若「マジか…」

ア「でも私メイド服なんか持ってないよ？」

翼「それは大丈夫。俺が持ってるから。はい着てきて」

ア「う、うん」

(なんで持ってたんだろ？)


ア「こ、これは…」

着てみたけど…こんな格好でみんなの前に出れないよ〜

だって、すごいフリフリでしかも、スカート短いし、

翼「アーヤ着替えられた？」

ア「き、着替えられたけど本当にこれ着てみんなの前に出なきゃダメ？」

翼「ダメ」

ア「わ、わかった」

(お、女は度胸！)

ア「お、お帰りなさいませ！ご、ご主人様！」

あ、あれ？

ア「みんなどうしたの？」

だってみんな顔がまるで完熟トマトみたいに真っ赤なんだもの

ア「み、みんなどうしたの？熱？」

黒「大丈夫だよアーヤ。それより着替えてきたら？」

ア「う、うん…」

みんな大丈夫なのかな

でも私が着替え終わった頃にはみんな普通の顔色に戻ってたんだ

はて？なんだったんだろ？

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