「光」は知っている 2

私が立ち止まっちゃいけない ページ20

なんで世の中ってこんなにも問題がたくさんあるんだろう

最近は地球温暖化がひどいとか

確かにそう思う

すごく暑いしね

前は27度くらいだったのに今じゃ30度近くが普通になってる

昼間はセミが

「ミーンミーン」

って鳴いてる

あとはどこかの国が海に沈みかけてるとか

これ以上温暖化が進まないようにエコカーとかリサイクルとかいろいろ対策をねってるんだって

他にも社会的にいろいろ大変みたいだし

小塚君ほどじゃないけど私もいろいろ知ってる

でも何にもできないのが時々悔しくなる

ニュースとか観てるとたまになんとかしてあげたいなって思ってもなにもできない

しょうがないよね…

だからせめて自分のできることをやらなきゃね

ア「あ、みっけ」

目立たないところによどんでるどころがある

(よどみはそんなに濃くなさそうだしすぐ片づきそう)

よどみのところに行くと…

「ちゅん」

…………ちゅん？

そこにいたのはリスみたいな小さな動物

ア「………」

かわいい…！

でも多分これが「影」だよね？

これに攻撃するのは心が痛いよ！

「ちゅん」

近づいてきた

なに？

なにすかと思ったら私の足にちっちゃい手を使ってトントン叩いてる

(攻撃してるつもりなのかな？)

かわいい…

でも倒さないといけないし

でもこんなにかわいい動物に攻撃するのはちょっと…

でもほっといたら大きくなって大変なことになるし…

究極の選択だよ〜

倒すか？

倒さないか？

う〜

そんな時に頭の中に聞こえた

「私達が選ばれたんだから私達がやらなきゃいけないよね」

そうだよね…

ア「…ごめんね…」

小さな「影」を剣でなぎ払う

私達が選ばれたんだから私達がやらなきゃね

どんなにかわいい姿をしてても倒さなきゃ

それが「光」として私がやらなきゃいけないこと

それに…

「あとはお願い」
. .
3人に任されたんだから

私が怯んじゃだめだ

ア「もう帰ろ」

これからも私はなにをしてても「光」なんだから

「光」 立花彩 なんだから

世界を守るために…

私が立ち止まっちゃいけない

幸せでいてほしい→←タダで済む事なんてないよね

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