【ジョジョ】幸福少女(?)と帽子の君。

ミドラー撃破 ページ19

『!!! アヴさんッ!!』

来た…。

あんたの能力、見抜いてやるわ!!

ｱｳﾞ「焼き尽くしてくれる!!!マジシャンズレッドッ!!!!」

ゴォッと、炎が部屋を渦巻く。

「ギャアッ!!!」

ハイプリエステスが変身していたのはダイヤモンドの剣だった。

変身する速度が早い…！

『…！ 分かったわ、ハイプリエステス、あんたのスタンド能力!!!』

ｼﾞｮｾ「なんじゃ!!」

『ざっくり言うわ、鉱物に化ける能力よ!!!』

鉄でできた金具。尖った石。ダイヤモンドの剣。

全て鉱物で出来ている。

「…当たり。ハイプリエステスの能力は、鉱物に変身する能力。あんたらはおいといて、先に承太郎を殺してやるわ!!!」

ｱｳﾞ「!!!!」

ｼﾞｮｾ「待てぃ！」

二人より早く前に出たのは私だった。

ドアを勢い良く開けた。

一生懸命走ったから気づかなかったが、中は真っ暗だった。

うっすら歯のようなものが見える。

「あんたをこのまま消化してやるわ!!!」

ここは口の中ってことね。

『…好都合よ。』

石でできた歯を、シャッフル・ブラックで攻撃するが、効かない。

「効かないわッッ!!!ダイヤモンドと同じ固さなんだからッ!!!」

『…嘘つき。ホントは痛い癖に。』

「は―」

『ウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラァッ!!』

バッキャァァアアアン

ダイヤモンドの歯は粉々に割れた。

『…ダイヤモンドにしては随分、壊れやすいのね。』

フッとハイプリエステスに笑った。

部屋に戻る途中、歯がバッキバキに折れた女がいた。

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