クルル曹長の妹は甘いもの好き19【ケロロ軍曹】 (ページ6)

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手が緩んだ瞬間、私は素早く抜けた。

ヴァイパー「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯてっテメェ」

ｽｯ
ヴァイパー「！？」

『せいやっ！』ﾎﾞｺﾞｯ

ヴァイパーの横顔に向かって思いっきり蹴った

『ﾌｰ......押忍！』

タママ「すっ......凄いです」

ポヨン「カッコいいポヨ！」ﾎﾟｯ

『てめェ、レディを人質にするんならそれなりの接し方を学べ』

ヴァイパー「ﾁｯまた会おう諸君！」

ヴァイパーは腹を押えながらもエンジンをふかし、逃げていった

ポヨン「待つポヨ〜！」

ポヨンはヴァイパーを追いかけて行った

冬樹「Aちゃん....大丈夫？」

『......』ﾄﾞｻｯ

冬樹「！？」

クルル「！？A！」

ﾀｯﾀｯﾀｯ
ｶﾞｯ
クルル「大丈夫か？」

ｷﾞｭｯ
『ごめん.....足すくんじゃった.....怖.....かった』ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

クルル「そうだよな。怖かったよな。もう大丈夫だ」ﾖｼﾖｼ

『うん.....』

冬樹「ごめんねAちゃん」

『いいよ別に.....』

？「私もあの場にいたのに助けられなくて申し訳ない」

『あうん.....』

ちょっと予想外だったな。
兄貴は私をおぶってもらった

ギロロ「A大丈夫か？変なことされてないか？」

『うん大丈夫』

ケロロ「さっきのAの蹴りアレ何？」

『アレ？【胴回し回転蹴り】の事？あれ、日向秋に教えてもらったんだよ』

ケロロ「もしかして本気でやった？」

『まさか？本気でやったら頭蓋骨が粉々になっちまうよ。あんな奴は二割程度で十分』

ケロロ「ゲロォ〜......いくらA少尉が強いとはいえ、無事で本当によかったであります」

『あんがと.....隊長』

ケロロ「ゲロ？」

『ハチミツの入ったホットミルク飲みたい』

ケロロ「わかったであります」

ｽｰ
『ﾌｩ....甘い』

隊長の部屋のソファに座り、隊長が入れてくれたホットミルクを飲んでいた。飲んでいる時も兄貴は私の隣に座って

クルル「落ち着いたか？」

ｻｽｻｽ
っと優しい声色で私の背中を摩った

『だいぶ楽になった』

クルル「ﾎｯよかった」

銃を撃ったレディも隊長の部屋にいた

ケロロ「宇宙インターポールのジェシカ殿」

ジェシカ「もう何年もヴァイパーを追っているの。どうやら奴の目的はトロンクワガンの埋蔵金みたいね」

冬樹「とろんくわがん？」

ケロロ「埋蔵型宇宙人でありますよ！一生かけて溜め込んだ金塊を宇宙のあちこちに埋蔵するという特殊な習性を持つ宇宙人であります！」