クルル曹長の妹は甘いもの好き19【ケロロ軍曹】 (ページ11)

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『あんがと』

クルル「あぁ。お前が飛ばされちまったらシャレになんねェからな」

冬樹「うわぁぁー！！」

ジェシカ「冬樹くん！」ﾀﾞｯ

冬樹「うわぁぁー！」

冬樹は磁気嵐に飛ばされ、ジェシカは冬樹を助けるために飛び出してしまった。
気がついた頃には、

ｶﾁｬ
大勢のヴァイパーに銃を向けられ、囲まれていた

クルル『「ﾁｯ」』ｽｯ

私と兄貴は渋々両手を挙げた

「「「「〈ハーッハッハ！ハーッハッハッハ！〉」」」」

戦艦からはヴァイパー達の笑い声が聞こえていた。

《怪盗ヴァイパーとその一味の前に倒れてしまったケロロ小隊！そして、異次元空間へと吸い込まれてしまった冬樹とジェシカ！果たして、彼らの運命やいかに！》

ｶﾞﾗｧ
「ここに入れ」ﾄﾞﾝｯ

『にょ！？』

ﾄﾞｻｯ
いったァ〜.....
ヴァイパーの部下に連れていかれた先は牢屋だった。しかも蹴って入れやがったよ！

クルル「大丈夫か？」

『うん.....あの野郎レディの扱いがまるでなってねぇな』

タママ「そういう問題ですか？」

ったく.....

ﾎﾟｽｯ
『？』

クルル「この部屋狭くて暗いが大丈夫か？」ﾋｿﾋｿ

『.....一人じゃないし、兄貴もいるから全然平気』ﾋｿﾋｿ

クルル「そうか」ﾎｯ

もう平気だけど心配してくれる兄貴.....やっぱり優しいな

ギロロ「クソ.....脱出の手立てはないのか！？」

ケロロ「ケロ.....かくなる上は.....やっぱあの作戦しかないでありますな」

ギロロ「なんだ？言ってみろ.....」

ケロロ「ギロロ伍長.....貴様の出番であります」

すっごいキメ顔.....

ギロロ「おっおう！何をすればいい？」

ケロロ「まずはこれを来て、これを被るであります」

隊長は何処から出したのか金髪のカツラと薄紫のドレスをギロロ先輩に渡した。
渡されたギロロ先輩は固まってしまった。

ケロロ「メイクは任せたであります。A少尉」

『ラジャ』

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
化粧が入った箱を開け、準備をした。

ギロロ「これは一体.....なんの作戦なんだ.....」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

ケロロ「名付けて『お色気作戦！』であります！ギロロ伍長。頼んだであります」

ギロロ「嘘だろ.....」

結局渋々やることに.....結構サマになってる

メイク担当:A少尉

『まずは化粧がしやすいように化粧下地を塗って』

ﾇﾘﾇﾘ
ギロロ「......」

『ギロロ先輩って肌ツヤいいな。なんかしてる？』