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小学校低学年。


私は一つ上のある男の子にイジ メられていた。



『ふはっ』




いつも彼はそうやって笑って、

私の髪をグチャグチャにした。



お母さんに相談するとニマニマと、

「男の子はそういうものなのよ。

だから1度聞いてみなさい……?」






───あれは蝉の鳴く暑い夏の日



『……まことくんは……わたしのことしゅきなの?』




隠れんぼでまことくんに捕まった──





『……な…に…言ってんだよ……!そんなわけないじゃん……ばぁか……!』




むすっとした真っ赤な顔で
わたしから目を逸らした彼は、



『…ぅ………うそ…だけど…』



一言、そう残して走っていった。



.


.



.



そしてあれから数年。

私は高校生になった。執筆状態:連載中







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作者名:笹錦 | 作成日時:2014年1月17日 20時

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