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Battle,11 ページ12

*Aside



「先生、お知り合いですか?」と寂雷先生に独歩くんと呼ばれていたサラリーマンがコソッと寂雷先生に問いかける。



「ああ。この前なんとなく外でお酒が飲みたくてね。その時道端で倒れているAさんを見つけて。私の勤めている病院から遠いところだったし、遅い時間で近くの病院も閉まっていてね。息はあったし、寝息が聞こえたので私の家で保護したんだよ。」



『その節は大変ご迷惑をお掛けしました…!!』




外でお酒が飲みたくてね、という言葉が聞こえた瞬間、独歩くんと呼ばれていたサラリーマンの表情が固まった。

その反応が気になったけど、その日の記憶がうっすらと蘇ってしまって、そっちに気がいってしまった。

たしか、ガチャで推しが出なくてやけ酒をして、酔っ払ってそのまま道端で休憩のつもりで休んでいたらいつの間にか寝ていて、通りかかった寂雷先生に保護された、という断片的ではあるが私が覚えている限りの記憶が呼び覚まされた。


みんなには聞こえないように寂雷先生に「お酒は程々にね」と耳打ちをされる。
耳に息が少しかかってくすぐったいやら、先生の低音ボイスがいやらしいやら、恥ずかしいやらで顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。


うう、お酒は家で飲むものだな…と少し落ち込む。


そこに天使のお声が聞こえた。そして腕に腕を回された。癒された。



「A〜!!そんな人のとこにいないでこっちおいでよ〜!ボク、寂しいよ〜!!
あ、あんたは来なくていいからね☆」


「飴村くん…はぁ、相変わらずですね。」


「気安く呼ばないでくれるかな〜????インチキ医師が」




寂雷先生と乱数くんのあいだに微妙な空気が流れる。
乱数くんが恐らく寂雷先生にだけ聞こえるように言ったであろう「インチキ医師が」という部分が聞こえて、とてもギャップでかっこよすぎてAさん息絶えそうですわ。



やはり。乱数くん声が良い……!!

そのお声で罵られてもご褒美でしかないので罵ってください!とか思ったけど精神的余裕のある時じゃないとちょっとキツいかもしれない。


ああ…でも……ご褒美には変わりない…!!

罵倒して…!乱数くん…!!

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みなも - 初コメ失礼します!! 話がめちゃくちゃ面白いのと夢主の気持ちが、めちゃ分かる!! 文章も読みやすいです!! これからも無理の無い範囲で頑張ってください (5月1日 12時) (レス) @page3 id: 6e7bfeb6ea (このIDを非表示/違反報告)
みかづき(プロフ) - ショタ良いですよね!この小説めっちゃ好きです!夢主とキャラの絡みがd(^q^).。o(尊い) (2019年8月9日 11時) (レス) id: 90a101edda (このIDを非表示/違反報告)
早希(プロフ) - とうみさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです。ですよねー!!!!!!いいですよねー!!!!!!!可愛いは正義。即ちショタが世界を救う。 (2018年8月23日 1時) (レス) id: 4fc47f7b85 (このIDを非表示/違反報告)
早希(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます!励みになります!! (2018年8月23日 1時) (レス) id: 4fc47f7b85 (このIDを非表示/違反報告)
とうみ(プロフ) - あ…この小説好き…。ショタ良いですよねー!! (2018年8月22日 3時) (レス) id: d7a98ee12a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:早希 | 作成日時:2018年7月14日 9時

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