幼馴染みVSロイヤル宮舘。 (ページ8)

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VS ページ8

「宮舘さんの歓迎会？」

愛海「そう。13日の金曜日の夜らしいよ？幹事は専務らしいけどAは参加する？」

「参加はするけど…うちの部署よりもメインはウェディング部署だよね(笑)」

愛海「あとは社内の独身女子がただひたすら宮舘さんに猛アピールするだけの会になりそう！」

「歓迎会なんだか合コンなんだか…(笑)」

なんだかんだ宮舘さんと社内で顔を合わせる機会もほとんどなく、あっという間に宮舘さんの社内研修の時期が終了して入社歓迎会をする時期に突入してしまっていた。

向井「へ～、新入社員歓迎会かぁ。もうそんな時期やねんな」

「康二の会社も社員歓迎会あるでしょ？」

向井「あるある！たぶんそのうち幹事から声掛かるんやろうな～」

私の話を聞きながら、自分の家から持ってきたらしい漫画本をこたつに入って読む、今日も恒例の私の家の光景を目にしながら、康二が突然「あ！」と言い出したのでなにかと思えば、「酔った勢いの大人な夜とか、勢いで告白なんてことしたらアカンで！？」と言ってた。
何を言い出すかと思えば…(笑)

「今時そんなシチュエーション見たことない。ドラマか漫画の見すぎじゃない？」

向井「いやお酒は怖いんやで？飲み過ぎると人間って人格変わるし」

「そんなまだ会って間もないのに告白なんてしないし、うちの社内では男女がお持ち帰りしたなんて話し一回も聞いたことないから大丈夫だよ」

向井「そんな事言うて案外こっそり持ち帰りとかあるで？俺も去年の忘年会で、会社のやっくんとみっちゃんって子がおるんやけど、やっくんは全然その気なかってんけどお酒の勢いで同じ社内のみっちゃん持ち帰って色々あったんやって」

「それで？その人たちその後どうなったの？」

向井「その先は知らん。社内一緒やけどあんまり喋らへんから(笑)」

「なんだそれ(笑)要はお持ち帰りはされるなってこと？」

向井「そう、酒は飲んでも飲まれるな。それが第一やで？」

「私、あんまり飲まないし平気だよ。」

向井「Aのことやし大丈夫やとは思うけど…。やっぱり心配やな。彼氏として」

「ん…？なにどさくさ紛れて私の彼氏って事になってんの？」

向井「あれ？今、上手く紛れさせたつもりやったんやけどバレた？(笑)」

「バレるに決まってるだろおバカ。」