プロローグ ページ1
燈夜「だ・め・で・す」
『何で!ここまで来たのに!!』
燈夜「俺はアンタが交易の為の話し合いに向かうからと言うから外出を認めたんです。…………それが何で迷宮突撃になんだよ!!」
『素直に言っても行かせてくれないからでしょ!ほら、行くよ!!』
燈夜「もう2回も攻略してるんだから良いでしょう!?」
『うわ、白龍と同じこと言わないでよ!怖かったら別に着いてこなくて良いのよ、頼んでないし!!』
燈夜 ピキピキッ「アンタに何かあれば俺の首は飛ぶっていつになったら分かって貰えるんですかねぇ…!?………はぁ…行きましょう。白瑛様に知られる前に帰りますよ」
『!さっすが燈夜!!持つべき者は理解のある従者よね〜!!』
燈夜「変わり身早!!!」
煌帝国 第三皇女 練A
これは、皇女としての自覚はあるのか?と、問いたくなるほどの「自由人」である
燈夜「A様。起きて下さい」
『…ん〜……ここが「アモン」?』
燈夜「ですね。…それより、俺らの前に数人ここにいた者がいたっぽいです。先に攻略されますかね」
『追いつけばいいわ。それに…そう易々と攻略出来るような迷宮ならここに残っていないでしょ』
燈夜「確かに。まぁ、姫さんには余裕で攻略してもらわないと困るんですけど」
『当たり前でしょ〜!私を誰だと思ってるの!!』
燈夜「……ワガママ自由人」
『おい、私一応主人だからね!?!』
「グ……ギェ………」
『「!」』
燈夜「俺がやります」
『そうね、お願い』
…ふむ。私達の前に来た人がこの迷宮の怪物達を怒らせたかな?
『こっち、人の気配が濃い。これ何人だろ?結構いる気がするわ』
燈夜「どうせ来てるならこの辺の敵全部倒して行って欲しかったですね」
『倒せなかったんでしょ?…トラン語がある』
燈夜「!読めますか?」
『当たり前!!……っていうか、ここの仕掛けもう解かれてるみたい。トラン語を読める人物が入ったということ?』
燈夜「紅炎様とかいたらどうします?」
『え………逃げる??』
燈夜「あ、見つかったら怒られるってのは分かってるんですね」
『無言の圧かけられるのが目に見えてるもの。…さて、と。冗談は置いておいて……一応気を引き締めておきなさいね。何かいつもと違う感じがする。屈強な男でもいるかもしれないから』
燈夜「……了解」(姫さんの勘、結構当たるからこえーんだよな〜)
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紅桜夢 - とっても面白かったです。 (2021年11月9日 8時) (レス) id: 20dd92ba69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もみじおろし | 作成日時:2021年10月14日 23時