心の声で恋をする (ページ17)

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17.いのちゃんの優しさページ17

ym.side
なんだろう。気まずいな、

伊野尾(同じ部屋で同じベッド・・・俺どうしようっ。)

山田『そんな不安にならないでよ。俺がやばいやつみたいじゃん。』

伊野尾(そういうことじゃないし。)

じゃあどういうことだよって言いたいけど

言ったら部屋から追い出されそうだからやめておく。

山田『ソファでゲームしてるから何かあったら知らせて。』

そういうと黙って頷いた。可愛い。

山田『まぁいいや。何しよっかな？』

ゲームって本当に恐ろしいよね。

気づいたら4時間経っててさ、今の時刻何時だと思う？

山田『もう8時！？いのちゃんは！？』

伊野尾(ここにいるよ。)

山田『いのちゃんなんで声かけてくれなかったの？てか料理は？』

伊野尾(ゲーム頑張ってたから。それと、今日の夕飯はそこから取って温めるんだよ。)

こういうところも好き。大好き。何度でも惚れるわ。

山田『なんかごめん。夕飯おいしかった？』

伊野尾(まだ食べてない。)

山田『待っててくれたの？』

そう聞くといのちゃんは頷きながら

伊野尾(一人で食べるの可哀想だったから。それにお礼したくて。)

と恥ずかしそうに言った。

山田『お礼ってなんの？』

伊野尾(予約間違えたの俺の方に責任があるのに、山田が庇ってくれた。)

山田『そんなこと？気にしなくていいよ。』
ギュッ

急に抱きつかれた！？

山田『ど、したの？』

伊野尾(抱きつきたい気分だっただけ。)

めちゃめちゃ顔赤くして言われても困るんだけど、

山田『とりあえず早く夕飯温めようか。』

伊野尾(うん。)

夕飯はワンランクアップしてるからか、最高級においしくて今までもこれからも食べられないだろうなと思いながらゆっくり食べた。

いのちゃんがマスクを外してる姿、見られるかなと思ったんだけど気付いたら目の前から消えてて現れたときには食べ終わってた。

絶対に可愛いと思うんだけどな。おやつ食べたときもそうだけど一体どこに行っているんだろうか。

伊野尾(お風呂どうする？)

山田『確か一部屋ずつについてるんだよね。』

伊野尾(そうだよ。好きなタイミングで入れるからいいよね。)

山田『いのちゃんは先か後かどっちがいい？』

伊野尾(どっちでもいいよ。気にしないもん。)

山田『じゃあ俺先に入るね。』

いのちゃんのパジャマ姿楽しみだなぁ。

やべ、想像したらちょっと・・・

※裏は書かない予定です。