16.ホテル♪ ページ16
ym.side
おやつも食べ終わって、いのちゃんが予約してくれたホテルに行くことになった。
まぁホテルに着いたところまでは良かったんだけどなぁ。
山田『めっちゃ大きいホテルだね。』
伊野尾(部屋も結構広いよ。)
山田『へぇ〜どんな部屋かな。』
そういえば、調べ直したんだけどこのホテル2万どころか5万するんだね。
一生に1度の機会だろうし、しっかり思い出に残そう。
山田『あの、』
ホテルマン「伊野尾様!ようこそいらっしゃいました。」
伊野尾(またかよ。)
伊野尾様・・・?有名な金持ちってこと!?
何回もきてるから覚えられてるってことだよね。
いやそうに会釈してるけどいのちゃんすごい人じゃん。
ホテルマン「あの、そちらの方は、」
山田『あ、山田って言います。いのちゃんの友達です。』
ホテルマン「友達・・・?すいません。ちょっと確認してください。少々お待ちください。」
なんだろう。友達って部分に何かありそうだったけど、
ホテルマン「あのですね、恋人の方といらっしゃると聞いていましてベッドが一つしか無いんですけども、予約がいっぱいでして、」
なるほど。ん?これは、つまり?
山田『同じベッドで寝ろってことですか!?』
ホテルマン「はい、申し訳ありません。」
まぁ男同士だしそこまでの問題でも無いけど、一緒に寝たら俺死ねる自信あるよ。
ホテルマン「代わりと言っては何ですが、割引させていただきますし、料理の方もワンランク上のものにさせていただきます。」
どうしようか悩んでいるといのちゃんが俺の服を引っ張った。
伊野尾(俺は別に一緒でもいいよ。)
山田『本当に言ってる?』
そう聞くと頷いたので、もう俺はどうなっても知りません。
山田『同じで大丈夫です。むしろ予約の時に間違えてしまいすいません。』
ホテルマン「いえいえそんな。お互いに気にせずいきましょう。」
明るいホテルマンさんで良かった。
ホテルマン「お部屋のほうご案内させていただきます。」
部屋の番号が622でどんだけ部屋あるんだよって思っちゃった。
ホテルマン「以上です。何かご質問はありますか?」
山田『大丈夫です。』
ホテルマン「では何かありましたらすぐにご連絡ください。失礼します。」
このホテル、運動できる場所とか音楽室みたいな場所とかあって色々できることがあるみたいなんだよね。
そりゃ5万するわけだ。
一緒に寝るとき、いのちゃんの寝顔見られるかな。
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作者名:百折不撓(ひゃくせつふとう) x他1人 | 作成日時:2023年1月29日 16時