あなたをずっと想ってる。 (ページ9)

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Aside

あれ、なんでだろ。

ハニちゃんなんてもともとすごい人気だったじゃん。

しばらく会ってないからかな。

胸が少し痛むのは。

「はぁ....。」

肩を落としぎみに歩いて、自分の部署に戻った。

JY「あっ Aちゃん！どこ行ってたの？」

ジヨンちゃんが駆け寄ってきてくれた。

「ん...ちょっと、ね...。」

JY「元気ないね。どうしたの？」

「あ、大丈夫だよ！」

JY「.....あとで話、聞くよ。」

小さい声でそう言って、ジヨンちゃんは仕事に戻った。

・

JY「で、なにがあったの？」

ジヨンちゃんは今日もきつねうどんをすすりながら

私に聞いてきた。

「この前、幼馴染みがひとりいるって言ったでしょ？」

JY「うん。」

「その幼馴染みね、しばらく会ってなかったんだけど

　この会社でたまたま見かけたの。

　だから部署まで会いに行ったんだけどいなくて。」

JY「なんでそんなに会いたいの？」

「え？...と...。」

その質問に息詰まった私を、真剣な表情で見ている。

ジヨンちゃんにならなんでも話せそうな気がした。

「高校生のとき、その彼に呼び出されたんだけど

　なんかそこから気まずくなっちゃって...。」

そこまで話して、ジヨンちゃんが口を開いたと

同時に、彼は私の前に飛び出した。