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潤side
早くに寝に行った翔くんが夜中起きてくるかなと思ってやり残した仕事を少し片付け、明日の朝ご飯の準備をしていると扉が開く音がした。
翔「おっ翔くん、大丈夫？」
翔「潤、まだ起きてたの？」
潤「うん、ちょっとやりたいことあってさ」
まさか翔くんが起きてくるかなと思ってとは言えず曖昧に返事をする。
翔「人の事言えないけど、体調崩すぞ」
翔くんは心配そうに少し眉を寄せ言う。
潤「ふふっ、ほんと人のこと言えないけど、俺は今日だけだから大丈夫。明日休みだし」
翔「そうなの？」
潤「うん、翔くんと俺は休みだよ。で、翔くんはどうしたの？」
翔「…目が覚めて、水でも飲もうかと」
俺はそれを聞いてグラスに水を注ぎ、体温計と一緒に手渡す。
潤「はい。熱も測ったら？」
翔「うん、ありがと」
ピピッ
潤「何度？」
翔「…38.5℃」
潤「あー、熱上がってきたね。しんどくないの？」
翔「…しんどい」
翔くんってさ、いつもはみんなを見守る頼れるお兄ちゃんなんだけど
今は熱があるのもあって雰囲気がフワフワしてて弟みたいに感じる。
潤「…解熱剤飲む？薬効いたら寝やすくなると思うよ」
翔「うーん…飲む」
潤「何か食べた方が良いけど…スープ食べれる？」
翔「…食べる」
潤「うん」
皆んながいないのもあってか素直に返事をする翔くん…可愛い
俺にこんな姿見せてくれることなんてそうそうない。リーダーには時々甘えてる雰囲気出す時があるけど、他の人に見せてる事は見たことない
翔くんからすれば不本意かもしれないけど
…やっぱ起きてて良かったな
翔くんにスープを注いで自分にお酒を入れて持っていく
翔「潤、ありがと。…お酒飲むの？」
潤「ん？うん…翔くんはダメだよ？」
何となく羨望の目で見られた気がしてそう付け加える
翔「…流石に分かってる」
少し拗ねたような返事が返ってきた。
…元気になったらまた翔くんとゆっくり飲みたいなぁ。5人でも良いけど2人で…
そんな思いを翔くんは知るよしもなく…
思いがけずゆったりとした夜が過ぎていった
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紀衣(プロフ) - ちえさんさん» 長い間放置しててすいません。これからも楽しんで頂けると嬉しいです。 (2023年3月28日 14時) (
レス) id: 1cccbeb0c1 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 更新ありがとうございます。嬉しいです。 (2023年3月22日 15時) (レス) @page37 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
紀衣(プロフ) - ちえさんさん» はじめまして。コメントありがとうございます！亀更新ではありますが楽しみにして頂けると嬉しいです (2022年5月18日 19時) (レス) id: 28d3e194e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - はじめまして。このシリーズは最初から読ませていただいています。今回は緊張感がスゴイですね💦更新が楽しみです (2022年5月13日 17時) (レス) @page30 id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
紀衣(プロフ) - ♪あおば♪さん» ありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2021年12月21日 19時) (レス) id: 036531df47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紀衣 | 作成日時：2021年7月23日 22時
