未練、想い【五条悟】

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ー五条sideー




かわいいかわいいかわいいかわいい

さっきから顔真っ赤で何？かわいすぎ。




「あれー、先生たちどこ行くのー！」

「Aさん可愛いー！」




廊下を歩いてると1年に出会った。




「紹介するよ、妻のAです。」

「え、どういう事？結婚したの？」

『違う！今からそういうフリをしなくちゃいけない任務なの。』

「スマートだった？僕の紹介。夫婦に見える？」

「……美男美女ですげーと思った！モデルみたい！俺、写真撮りたいでっす！」




壁際に立ち2人で写真を撮ってもらう。




「急いでるからごめんね、また明日。」

「気を付けてくださいね。」

「ありがとう恵。悠二と野薔薇もまたね。」




1年に挨拶し、車へと向かう。




「お待ちしておりました、行きましょう。」




伊地知の運転する車に乗り、俯くAに声をかける。




「夫婦なのに無言はキツくない？」

『え、あ、ごめん。』

「あとさ、夫婦なのに指輪なしは変じゃん？」




昨日Aの部屋に行った時に見つけた指輪を渡す。

付き合ってた時にペアリングとして買った物。




「……まだ持っててくれたんだね。」




Aの左薬指にはめる。




「ま、僕も持ってたけどねー。Aから僕につけてよ。」




高専時代に買ったペアリング。
いい物買ってあげたくて、任務詰め込んで買った。

実家からの援助じゃなくて、自分でプレゼントした物。




『…似合う？』

「うん、世界で一番かわいいよ。」




これは本音。




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