開戦 ページ14
異様な魔力の気配で目が覚めた。
正式には、昨日あたりから感じていたけど。
恐らく、いや。
十中八九サーヴァントだろう。
聖杯戦争は始まった。
とはいえ。
A「お兄ちゃん・・・・」
士郎「んーー
あと五分・・・・」
目が覚めたのはいいけど。
私は今布団の中、もっと言えばお兄ちゃんの腕の中。
全然動けない、さっきから抜け出そうとしてるのに。
士郎「行かせない・・・・」
余計に私を抱きしめる腕の力が強くなる。
逆効果だったらしい。
A「おきて！
学校！起きてーーーー！！」
大河「よーーっす！！(注：おはよう)
２人とも元気？」
何故か藤姉が来てくれたおかげで何とかなった。
大河「ひゅー
朝からお熱いねえ士郎君？」
士郎「藤姉には関係ないだろ！！」
大河「あるもん！
禁断の兄妹愛！！
いやー燃えるわあーーー！」
士郎「おい！！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
学校が終わり、帰り道を歩く。
朝からずっと何者かに監視されてる。
じっと、私を視ている。
観察するように、舐めるように、見定めるように。
そうやって視てくるサーヴァントがいる。
私もお兄ちゃんも聖杯戦争には関わっていない。
私の事は見る癖に、お兄ちゃんの事は見ない。
なんだろう、私に何か用があるのかな。
路地裏に誘い込んで正体を見極めるとしよう。
固有結界はいつでも展開できる、ならば。
家への道からわざと外れ、人通りのない路地裏に足を進める。
私を視ているサーヴァントはついてくる。
行き止まりに突き当たったところで＿＿＿＿＿＿＿＿＿
勢いよく振り返って
A「幻視『ラプラスの魔眼』！！」
幻視を使い、霊体を視ようとする。
アーチャー「やれやれ、相変わらずだな。
賢い選択だ、だがそれが時には仇となる。」
刹那。
首を掴まれ壁に押し付けられる。
A「っは、はなし、」
アーチャー「オレがこの手に力を入れれば、お前はここで死ぬ。」
けれど、首を掴む手に力が入ることはない。
アーチャー「さて、何時から気付いていた？
ずっとオレが視ていたことに。」
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零 - すごく面白いです！続きが気になります。できれば更新していただきたいです。 (2019年12月18日 15時) (
レス) id: abf7e561d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 好きです！！！頑張ってください！ (2019年8月20日 14時) (レス) id: a6030a90d7 (このIDを非表示/違反報告)
詩空(プロフ) - 続き気になります！更新していただけると嬉しいです！楽しみにしてます！ (2019年7月27日 22時) (レス) id: 6617450d3a (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - はじめまして失礼します。 もうこの小説は書かれないのですか？とても面白いので是非続きを書いて下さい！ 私の我が儘でしかありませんが、よろしくお願いします！！ (2019年5月16日 20時) (レス) id: 3e76ebee45 (このIDを非表示/違反報告)
Ayano(プロフ) - 楽しみに土下座待機中 (2019年4月6日 1時) (レス) id: cc7aaefe4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろんだーと | 作成日時：2016年12月27日 0時
