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佐「アンタさえいなかったら···こんなことにはならなかったのに···」

宮「佐久間!」

佐久間は オレを一度も振り返ることなく教室を出て行った。
玉森くんがいなかったら···っていう意味?

佐久間は オレが玉森くんとそういう関係を持ったことを知っていた。
あれだけ長い時間 一緒にいた親友なんだ オレのちょっとした雰囲気で気づいていたのかもしれないけど···
まさか それをアイツらに喋るなんて···
さすがに ショックだった。


玉「···なんで 庇った···」

宮「···えっ···」

玉「アイツがいたからか···」

宮「違う···そうじゃないよ···!簡単に退学とか言っちゃダメだよ! それで 下手すりゃ その人の一生に関わる時だってあるんだから···」

玉「嫌がらせが続いていたことも 言わねぇで···庶務長が ここでオマエが囲まれてるのを見つけてなかったら やられてたぞ···」

宮「···」

玉「···それとも何か···アイツに咥えられて よがっていたのに 邪魔したか···」

宮「ちがっ···!」

玉「···そういや 痛けりゃ痛いほど 快感なんだったよなぁ オマエ···」

怒りの混じった鋭い目が ユラリと揺れる。
その目に見つめられて 初めて玉森くんを怖いと思った。

宮「···玉森くん···」

玉「来い···!」

玉森くんが オレの腕をガシッと掴み 荒々しく引っ張られる。

宮「たっ!玉森くん どこ行くの!?オレ 業務の途中なんだ···戻らないと···!」

オレの言葉はスルー。
振りほどこうと思えば もちろんできた。
でもオレは 抗うことはせず 素直に玉森くんについて行った。

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misaki12 - ガヤさんがとにかく可愛い!最高です! (2019年11月24日 0時) (レス) id: b799d65de8 (このIDを非表示/違反報告)
1PWz1HLsOKdBFD9(プロフ) - いろんな小説を読みましたが一番ドストライクな玉森くんでした!とてもキュンキュンさせていただきました^ ^もう見られていないかもしれないですが感謝の気持ちをお伝えします。ありがとうございました! (2019年9月12日 17時) (レス) id: 213a56e9c0 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - 書いてくださいますかっ?! ほんと、無理だったらいいんですよ?! でも楽しみにしてます♪( ´▽`) (2016年11月29日 20時) (レス) id: c04f163397 (このIDを非表示/違反報告)
micarin(プロフ) - 優子様 ありがとうございます^^また 何かしらで?読んでくださったら 嬉しいです〜 (2016年11月17日 13時) (レス) id: 10314a7a80 (このIDを非表示/違反報告)
micarin(プロフ) - 野菜 様 読んでくださってありがとうございました^^いずれこのシリーズのわた〇い書いてみたいなとは思ってますが 明るい話ではなさそうですね〜(´;ω;`)次回も よかったらのぞいて見て下さいね^^ (2016年11月17日 13時) (レス) id: 10314a7a80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:micarin | 作成日時:2016年9月9日 2時

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