エスプリ 2☆〜ドS プリンス〜(TM)

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玉「···悪くない···」

横「··········」

会って 開口一番が これだった｡
何が？と 聞くのも面倒だったので とりあえず 裕太との 以前のやり取りを 巻き戻してみた。






横「あぁ！ そうか！ なぁ 悪くないだろ！」

···プレイのことだな···

おぉ おぉ 薄ら ほくそ笑んでるように見えるのは 目の錯覚か？

横「どんなこと してもらってんだよ！」

オレの この反応の仕方も 近所のオッサンかっての···

玉「···別に フツーのこと···ひざ枕···添い寝···着替え···とか」




···それ フツーなのか···？



玉「でも···ときどき···スゲェ··· 押し倒したくなる···」

···遠くを 見るな···言ってること ゲスいぞ···

横「八八···押し倒せば いいんじゃない？
今まで そうやってきたんだろう 裕太」

ここを抜け出しては 夜な夜な遊び歩いていた 男が 今更 何 しおらしいこと言ってんだか···




玉「···あぁ···そうだな···そうなんだけど···」



···コイツ ···
今まで 見たことない 顔しやがって···
恋する 乙女だな···




横「で···どうしたいんだ」

玉「···どうって···」

横「オマエがだよ···どうしたいのか ハッキリしろよ｡
突き放したり イチャコラしたり···宮田くん 戸惑ってるだろ｡
裕太や 太輔に振り回されながらも 健気に頑張ってるじゃないか」






玉「······とりあえず···」

横「うん···」

玉「·······押し倒してぇ····」

横「·····」





玉森グループの 将来を思うと 裕太の傍には やはり マトモな思考の人間を一人 置く必要が あるようだと改めて思わされた｡

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