エスプリ 2☆〜ドS プリンス〜(TM)

act.7 ページ16

玉『秘書とか 要らねぇから···』

顔を見るなり そう言われた｡

秘書がうんぬんと言うより オレ自身を拒否されたような気持ちになってしまい 昨日の晩は ひどく落ち込んでしまった｡

あれから オレ 避けられてる感じだし···

宮「···また ひとり部屋になるかもな···」

玉森くんにとって 変な性癖のオレが 珍しかっただけなのかもしれない···｡

宮「···ハァ···」




横「アレアレ···大きな ため息ついちゃって どうしちゃったかな」

宮「よっ 横尾先輩！ 」

横「生徒会のメンツなら 今 朝の業務中だよ」

宮「はい···そうですよね···」

横「···？ 裕太に 何か 言われたの？」

宮「····！」









横「あっそう···要らないって 言われちゃったんだぁ」

宮「あっ でも 本人に言われて スッキリしました｡ やっぱり オレ そういう責任ある仕事 苦手なタイプなんで···
···今も 正式に 断りに来たんです···」

横「わかる わかる オレも ホントは苦手なんだよ。こういうの···」

宮「···横尾先輩は とても しっかりされてると思いますけど···あの 藤ヶ谷会長に 付いていかれる人って なかなかいないと思うし···」

横「そうだね オレも 良くやってると思うよ」

···それは 否定しないんだ···

横「まぁ そこは お互い 利害関係が成り立ってるから 何とか やれてる｡
足りないもの 補い合ってるって感じかな」

宮「···と言うと···」

横「ん〜そうだな···太輔は 長男坊だから 誰かに甘えたい｡ 三男坊のオレは 誰かを制したい」

＊→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す