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玉「···トボケんな···アイツを 使って オレを監視しろとでも言われたか···」

千「···だから!オレは 知りませんて!」


玉「····」

顔は ポーカーフェイスを保っているのに わかりやすいくらい汗がダラダラと流れ落ちてくる。

こんな時は 汗っかきである自分の体質が恨めしい。

不毛なにらみ合いを続けていると 急にフッと 副会長が 目を逸らし そのままドアの方へ歩き出した。

···ヤッタ···オレ···初めて 勝った←(?)
オレは 心の中で 密かにガッツポーズをする。

無言のまま 玉森副会長の後ろ姿を見送り 洗いたてのハンカチで 満足気に汗を拭いていると 不意に 副会長が こちらを振り返った。







玉「そういや···書記···オマエ···あの総務(二階堂)に気があんだろ···」



千「····はっ···はい!?なっ···何と おっしゃいました?」

···先ほどとは 違う汗が 一気に吹き出す。


しれっとした顔で こっ···この人は 急に 何を言い出すんだ!

玉「···オレから その 切ない思いを ヤツに伝えてやろうか···」

千「なっ!? どっどっどっ どういうコトですか!?」



玉「···脅してんだよ···わかんだろ···」

千「····!!」









玉「ガヤ! 出て来い!いんだろ!」


穏やかな 昼下がりに 似つかわしくない怒鳴り声が 鳴り響く。
振り向くと 乱暴に ドアを開け放ち 鬼の形相で仁王立ちしている 裕太がいた。

藤「···うるさいんだけど···」

渉とのランチを終えたあと 会長室で一人 ゆっくりとティータイムを楽しんでいたというのに····どうして この男は オレの神経を逆なですることしかしないのか···。

玉「···どういうことか 説明しろ···」

藤「···説明とは···?」

玉「···オレは 秘書なんて 必要ねぇ!」

藤「あぁ···そのこと···そういえば まだ オマエに 言ってなかったな。
···オマエが あちこち 飛び回ってるうちに 申し訳ないが 主人不在のまま こちらで決めさせてもらったよ」

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misaki12 - ガヤさんがとにかく可愛い!最高です! (2019年11月24日 0時) (レス) id: b799d65de8 (このIDを非表示/違反報告)
1PWz1HLsOKdBFD9(プロフ) - いろんな小説を読みましたが一番ドストライクな玉森くんでした!とてもキュンキュンさせていただきました^ ^もう見られていないかもしれないですが感謝の気持ちをお伝えします。ありがとうございました! (2019年9月12日 17時) (レス) id: 213a56e9c0 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - 書いてくださいますかっ?! ほんと、無理だったらいいんですよ?! でも楽しみにしてます♪( ´▽`) (2016年11月29日 20時) (レス) id: c04f163397 (このIDを非表示/違反報告)
micarin(プロフ) - 優子様 ありがとうございます^^また 何かしらで?読んでくださったら 嬉しいです〜 (2016年11月17日 13時) (レス) id: 10314a7a80 (このIDを非表示/違反報告)
micarin(プロフ) - 野菜 様 読んでくださってありがとうございました^^いずれこのシリーズのわた〇い書いてみたいなとは思ってますが 明るい話ではなさそうですね〜(´;ω;`)次回も よかったらのぞいて見て下さいね^^ (2016年11月17日 13時) (レス) id: 10314a7a80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:micarin | 作成日時:2016年9月9日 2時

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