避けられてる ページ15
西谷side
今日、Aが教室から飛び出して帰ってきてから避けられているような気がする。
…いや、避けられる。
休憩中だって、
「西谷さん、タオルです」
「…今日は谷っちゃんなのか?Aは?」
「えっとぉ…今日は違うことやる予定があるみたいで」
「それ、さっきもだったよな…」
俺は周囲を見渡した。
谷っちゃんが言った予定があるなんて嘘。
スガさんと話している。
Aはさっきみたいに落ち込んでいて、スガさんが隣に座って話を聞いている。
…俺には話せねー事なのか?
「何の話っすか」
『「え…」』
気づいたら俺は2人に話しかけていた。
『え、えっと…ごめんっ!』
Aはあの時みたいに飛び出して行ってしまった。
「っ、アイツ…」
「スガさん!なんの話してたのかはわかんないですけど、俺が行きます。多分、その話は俺が関係してるんすよね?だから、俺が解決したいです。」
「…わかった。じゃぁ、まかせた!」
俺はすぐ体育館を飛び出してAを探した。
Aが行きそうなところとかあるのか…?
色んな所をまわったけどどこにもいない。
あとは…
俺たちの教室。
ガラガラッ…
『えっ…!?』
「見つけた…」
『…っ。』
「おいっ…」
逃げ出そうとしたAの腕を咄嗟に掴んだ。
『ごめんっ…避けちゃって…』
「…あれのことで避けてるのか?」
『…西谷くんも巻き込んじゃう』
「あんなのなんてことねーって!もう避けたりしなくてもいいから」
『…今まで通り話しかけてもいいかな?』
「おう、いいぜ」
『…ありがとう。なんか落ち着いた。もう避けないから』
Aがそう言って微笑んだ瞬間、
何故か胸が高鳴った。
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パステル - ノヤっさん、超超超カッケーッスね!(最後バレー部に見られてたのか…どんな反応したんだろう?) (2021年7月25日 0時) (レス) id: 5ed0a03c5e (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - 待った素敵過ぎる… (2019年9月8日 18時) (レス) id: df09ac0ca3 (このIDを非表示/違反報告)
kirakirahikaru0(プロフ) - 楽しくて素敵なお話でした。 (2019年5月26日 0時) (レス) id: 094bc50104 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - すごくおもしろいです!更新頑張ってください。 (2019年3月19日 17時) (レス) id: 8132db10df (このIDを非表示/違反報告)
夜久#LOVE - 更新頑張って♪…ファイト# (2018年12月23日 10時) (レス) id: bd44181088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すだひょん。 | 作成日時:2018年9月8日 16時