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桃side
2話を見てて懐かしかった
なんか付き合いたての頃を思い出すというか
青『俺はお前のことが好きや。色んな意味でな』
高一の頃。俺がこの道に迷ってた時に、流星と遊んだ帰り道で急に言われた言葉。
最初は意味がわからんかった
なんでそんなことを言ってきたのか。
"色んな意味"ってなんなのか。
答えのわからへん俺はしげとか神ちゃんに相談してたけど
緑『俺の口からは言えへんなー』
赤『流星に直接聞いてみたらええんちゃうか?』
2人とも教えてくれへんくて
その代わりに、俺が戸惑ってることがバレてもうたんよな
流星の方から電話があって
青『ごめん。困らせて』
『いや…』
青『望は笑ってる方がええ。真面目なんも知ってるし、頑張り屋なこともわかってる。俺はずっとお前のこと見てたから全部わかってる』
『りゅうせい…』
青『だから言ってる。望は楽しそうに、無邪気に笑ってる方がええ。自然体で楽しんでる望を見てたい』
『っ……泣』
青『ごめん…泣かせたかったわけやないねんけど…』
『ううんっ…泣 ありがとうっ泣』
ここまで流星が俺のことを見てくれてたこと、この時初めて知った
俺が悩んでることも知ってくれてたんやって。
それと同時に、ここまで俺を見てる流星に"色んな意味で"と言われた意味が少しだけわかった自分も居た
ほんまにたまたま。あの時のなんとなくの直感やったけど、今では感謝してる。
"流星の想いに気づいてくれてありがとう"
あの頃の自分にそうやって言ってあげたいくらい
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作者名:まかろん | 作成日時:2023年10月1日 16時