束縛愛Part4 (ページ17)

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〜翔〜

湧き上がる苛立ちと治まらない怒り

でも、Aには俺が怒っているとバレたくないから、笑顔の仮面を付ける

女子生徒｢え、嘘。翔くん！？｣

翔｢ごめんね。俺のスマホここに忘れてなかった？｣

女子生徒2｢い、いえ。見てないです｣

翔｢そっか｣

女子生徒｢あ、あの！Aちゃん、松本さんに助けてもらったことがあるんです｣

翔｢うん。聞いてる。カラオケで……だよね？｣

エリカ｢そうなんです。Aちゃん、具合が悪くなって、外までですけど送ってもらってて｣

翔｢松潤の言ってたのは君のことか。彼ね、すごく心配しててさ。うん、松潤には俺から伝えおくよ｣

カマかけたら何も疑うことなく喋ってくれた

他人行儀の俺に違和感を覚えたAは顔をしかめてる

俺だっていつもの距離感で話したいよ。でもさ、無理なんだもん

あまり長く戻らないとマネージャーが捜しに来るかもしれない

こんなとこで油売ってるとバレたら怒られる

カラオケでの出来事は今夜にでも問いただせばいい

斗真｢おかえり。A、どうだった？大丈夫だった？｣

斗真にだけは俺の行動パターンが読まれてる

考えが似てるって厄介だな

翔｢周りがめんどくさい｣

斗真｢……生徒のほうだよね？俺のこと？｣

翔｢生徒｣

斗真と付き合ってるとなると、仲の良い先輩･後輩、それこそ俺達(嵐)とお近づきになれるかもと期待してAに詰め寄る

連絡先を勝手に教えるなんてことはないだろうけど、俺達のせいで困らせてしまっているのなら、どうにかしないと

翔｢それより斗真。錦戸のこと｣

斗真｢ここで？まぁいいけど。実はさ｣

岡田｢お前ら。今日はほんと仲良いな。ずっとベッタリで｣

隅で大人しくしていたのに、岡田くんが物珍しそうに声をかけてきた

翔｢斗真が俺を好きすぎるんですよ。俺は台本読みたのに｣

斗真｢ちょっと翔くん？｣

怪しまれないように斗真には尊い犠牲になってもらう

岡田｢斗真。浮気はやめとけ｣

斗真｢違いますからね！？もう、翔くんのせいで変に誤解されたじゃん！｣

翔｢自業自得じゃん｣

ふざけあっていると相葉くんからメッセージが届いた

グループトークに、今日帰れなくなったって、泣いてる

ふーん……？

つまり明日ニノが帰ってくるまでAと2人

ゆっくりAと話し合いが出来る

Aには色々と聞きたいことがかったら、ちょうど良かった

相葉くんに感謝しないと