愚痴2 ページ2
イメージしていた自分と何もかもが違くて、沈んだ気持ちになりました
一瞬はどうにか改善しようと1日だけ努力をします
でも悔しかった感情は1日で冷めて三日も続きませんでした
自分は一つのことさえ継続できないのかと自分で自分にがっかりしました
でもその感情もすぐに冷めてしまいます
私はとにかく一つでも人に自慢できるものが欲しかった
でも一つもないんです
そりゃそう。私はただそれを欲しがるだけでなんの努力もしないんですから
才能は必ず一つはあってなんの努力をしなくてもかってに身につくものだと思っていました
そんな私に取り柄なんてものがあるはずもなかったんです
それに比べて私の近くにいる人は何かしら人に胸を張って自慢できるものがありました
1人はとても可愛くて、細い子でした
私なんかと比べるまでもなくてすごくモテる子で足元にも及ばない子です
その子はその子でコンプレックスを抱えていました
ですがそれがあっても可愛いと言い切れるほど、その子はとても可愛かったんです
足もお腹も腕も細くて、少し恨めしくなっちゃって細くていいんなんて言ったら◯◯ちゃんの方が細いよなんて言われてしまいました
その子はとてもいい子です
明らかにその子の方が上なのにそんなことないよと言っていました
可愛いのに威張っていなくて好感を持てるいい子です
単にその子が自信を持っていなかったのはコンプレックスを抱えているからかもしれませんが
それでも容姿が完璧なその子が嫌いになった時期がありました
惨めになったからです
持っていないものを褒められるのは辛いと思いました
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作者名：村人B | 作成日時：2021年8月15日 15時
