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女の子の日。【柳田】 ページ29

本当に毎月毎月嫌になる(´-ω-`)
毎回結構しんどいあたしは
毎回女に生まれた事を後悔する。





石「わお、Aちゃん。今すごいモアイみたいな顔してるね!」


「…(¬_¬)」


石「薬飲んだの?」


「飲んだ、とっくの昔に飲んだ。でも効かない」


石「だからモアイになっちゃったの?」←


「次モアイって言ったら絶縁」


石「だ、えっ!?さーて、将平さんとパス練してこよーっと!!」





そう言って慌て将平さんのところへ
ぶっ飛んでいく祐希。
男の子はいいなぁ、なんて思いながら
椅子にうずくまっていると、









腰に感じた暖かいもの。







「…??」


振り向くとそこにはマサがいて、
温かい缶コーヒーを腰に当てていた。









柳「…間違えて、あったかいの買った」


「え?」


柳「冷やしといて」


「…でも、」


柳「だるいとこ、温めとくといいんだってさ」


「あ、ありがとう」


柳「…そんなにだるい?」


「な、なんで?」


柳「…顔、しんどそうだから」





マサはよく人を見てるなーって
関心しつつ、あたしは苦笑い。







「練習は休みたくないんだ。一応あたしもみんなのサポート役だし」


柳「ばーか、そんな事気にすんなよ」







そう言って隣の椅子に座るマサ。









「だって…!」


柳「お前が倒れたら…俺困るだろ」


「えっ、」


柳「なんもねーよ」






確かに聞こえたマサの言葉。







あたしの心臓は
すこしの間、飛び出しそうだった。









柳「ま、Aはバカだから無理するんだろーけど、無理しないように気をつけろよ」


「バカだからって…」


柳「そのコーヒー、冷やしとけよ」








そう言って頭をポンポンして
コートへ走っていくマサ。








なーんか、なんだろうなあいつ。←






間違えてあったかいの買うって
今までそんな事なかったのに(笑)






しかも、2本も(笑)









小さなマサの優しさに
微笑む自分がいた。









普段はクールなひと。



普段は人をバカにする人。









そんなあなたは
こんな時、さりげない優しさと
温かい気持ちをくれるひと。

小悪魔系男子【石川】→←女の子の日。【石川】



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透明人生(ライフ - はじめまして!将平さんかっこいいですよね!笑笑私も大好きです(∩´∀`∩)また将平さんのお話が出来ることを楽しみにしています(*^^) (2018年6月23日 15時) (レス) id: 78812596b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2017年9月18日 11時

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